大手金融機関を2年で辞めてしまった若者のその後
都内私立大学の文系学部を卒業して国内大手金融機関に就職したAさん。
国内外の金融機関を中心に面接を受け、晴れて第一志望の金融機関にGW中に内々定をもらったといいます。大学のゼミの同級生などと比べると早いほうだったといいます。
また、入社後の配属では当初の希望通りではなかったものの、資産運用のプロフェッショナルの経験を積むことができる職場に配属され、周りから見れば順風満帆のスタートを切ったように見えていました。
しかし、Aさんはその金融機関を2年程度で辞めてしまいます。
その理由については以下のように話します。
「周りの環境から自分の10年後が何となく想像できてしまった」
「先輩や上司は優秀で毎日勉強になりましたが、自分がどこまでやれるのか外で試してみたかった」
こういいます。
Aさんはその後、外資系金融機関でキャリアを積んだといいます。
「新卒で入社した同期で会社を辞めたのは私がかなり最初の方でした。その後、同期も様々な理由で退職していった話は聞きましたが、入社後すぐに転職していった同期の理由のほうがポジティブだったように思います」
「入社後時間がたっての転職理由は、思うように昇進しないとか、体調を崩したとか、どちらかというと後ろ向きの理由だったと思います」
では、どの程度の割合の人が入社後3年以内に離職するのでしょうか。