散布剤

散布剤は次のものを使ってみるのもオススメです。

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木酢液:木酢液は炭を焼いたときに出る煙を冷やして液体にしたもの。独特の強い香りが特徴です。原液を水で約20倍に希薄してスプレーしましょう。うどんこ病に効果があり、アブラムシにもよく効きます。

手作りの生薬:唐辛子やニンニクといった天然の植物を原料とした生薬の散布は、バラゾウムシやコガネムシなどの害虫や黒点病に効果的。唐辛子:1、ニンニク:1、木酢液:2の割合で漬けこみます。

1ヵ月以上経ったら約300倍に薄めて、7~10日に1回程度スプレーしましょう。花芽にかかると茶色く変色することがあるので、葉だけに散布します。

重曹:重曹1グラムを1リットルの水で1000倍に薄めた散布液を作ります。重曹スプレーはうどんこ病や黒点病に効果を発揮。濃度が高いとかえってバラを傷めます。

ニームオイル:ニームオイルは「ニーム」という木の実から作られた天然のオイル。水で300~500倍に薄めて1週間に1回程度散布し、病害虫の発生を予防します。

朝や夕方の涼しい時間帯に散布するのがオススメ。真昼に散布するとオイル成分が急激に蒸発して、葉を傷める原因になります。