3. Jリーグにおける野球でいうところの「珍プレー」
そして、冒頭で述べた「左中間に飛んだボールをレフトとセンターが同時に取りに行って衝突、落球。」に酷似するのが、映像の0:49秒。
ここで鳥栖のCB(センター・バック)2枚が同時にヘッドで競りに行っています。これは、セオリーに照らして言えば、極めて“恥ずかしいプレー”です。
結果的に、このCB2枚から中村俊輔にパスが通っています。
しかし、ここでもそのエラーを指摘するメディアは皆無でしかありません。このままではいけないと考えるのが妥当ではないでしょうか。
参照資料
宮崎 隆司
執筆者
フリーランス記者/ジャーナリスト/ライター兼通訳・翻訳家
イタリア国立ジャーナリスト協会会員。イタリア代表、セリエAから育成年代まで現地で取材を続ける記者兼スカウト。元イタリア代表ロベルト・バッジョに惚れ込み、1998年にイタリアに移住。バッジョの全試合・全練習を追い続け、引退後もフィレンツェに居住し、バッジョ二世の発掘をライフワークに育成分野での精力的なフィールドワークを展開する。圧倒的な人脈を駆使して現地の最新情報を日本に発信。主な著書に『イタリアの練習』、『Defense Master rules the world』、『カルチョの休日』(内外出版社)ほか。NumberやSportsNaviなどへも寄稿。