近年では「老後2000万円問題」や「年金のマイナス改定」など、将来が不安になるニュースが飛び交っています。
加えて食品を中心とする値上がりも続く一方。
「どうせ保険料を納めても将来の年金はもらえないから」
と軽い気持ちで年金保険料を未納にしてしまう人もいます。しかし国民年金保険料の未納には思わぬリスクが伴います。
くわしく見ていきましょう。
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1. 「国民年金保険料」未納にする人
日本国内に住む20歳以上60歳未満の人は、公的年金への加入が法律で義務付けられています。
つまり「保険料の支払い」は法律で定められた義務であり、毎月コツコツと納付しなければなりません。
では一般的に年金保険料はどのような形で納めるのでしょうか。
- 第1号被保険者:自営業者やフリーランス、無職など。納付書や口座振替等で納付
- 第2号被保険者:会社員や公務員など。国民年金を含む厚生年金保険料を給与天引きで納付
- 第3号被保険者:扶養される専業主婦など。納付の義務はなし
こちらを眺めると、実際に未納にするリスクがあるのは「第1号被保険者」が圧倒的に多いことがわかります。
自分で納付するとなると、「今月は苦しいから」とつい後回しにしてしまうこともあるのです。次は「軽い気持ちで未納にした人」の事例を確認してみましょう。