賃貸契約の初期費用の相場は、家賃の5~6ヶ月分前後と高額です。しかし、物件によっては初期費用が抑えられることも。また、賃貸物件への引っ越し費用も安くするコツがあります。
賃貸契約でかかる5つの初期費用と相場
賃貸物件を借りるには、毎月支払う家賃のみならず「初期費用」がかかります。その内訳と相場は次の通りです。
賃貸契約でかかる初期費用と相場1. 敷金・礼金
まず「敷金」とは、将来、退去するときの原状回復に充てられる費用です。相場は、賃料1~1.5ヶ月分。原状回復にかかった費用が少なければ、残りは戻ってきます。
続いて「礼金」は、読んで字のごとく、お礼のために支払う費用です。支払先は、オーナー。相場は、賃料の1ヶ月分前後です。
敷金や礼金は、地域差が大きい費用でもあります。関西圏は、礼金が高い分、敷金は安め。首都圏は逆に礼金が安く、敷金は関西圏よりやや高い傾向にあります。
賃貸契約でかかる初期費用と相場2. 仲介手数料
「仲介手数料」は、賃貸物件を仲介してくれた不動産会社に支払う費用です。相場は、賃料の1/2~1ヶ月分プラス消費税です。
賃貸契約でかかる初期費用と相場3. 前払い賃料
「前払い賃料」とは、契約した翌月分の賃料のこと。月の途中で契約した場合は、当月分の残りの日数を日割り計算して支払いますので、賃料の1~2ヶ月分になります。
賃貸契約でかかる初期費用と相場4. 火災保険料
万一のときに備えるためには「火災保険料」も負担しなければなりません。費用は、家の広さや補償範囲によりますが1~2万円程が一般的です。
賃貸契約でかかる初期費用と相場5. 保証料
「保証料」とは、保険会社に加入するための費用です。相場は、賃料の1/2~1ヶ月分。連帯保証人を立てる場合には、不要の場合があります。