「年収1000万円」と聞くとどのようなイメージでしょうか。
「1000万円プレイヤー」などと呼ばれ、裕福な暮らしをしている人が多いといったイメージでしょうか。
国税庁が発表した「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば、日本人の給与所得者の平均年収は433万円となっています。
つまり、年収1000万円の人は平均年収の2倍以上を稼いでいることになります。
良い家に住み、豪華な食事を摂り、好きなことに自由にお金を使えるような、そんな暮らしぶりを想像してしまいそうです。
果たして年収1000万円を稼ぐ人や世帯の暮らしぶりや貯蓄状況はどうなっているのか。
今回は、そんな「年収1000万円」を稼ぐ人にスポットをあててみたいと思います。
年収1000万円、実際の手取りはいくら?
「年収1000万円」と言っても、その全額が使えるお金というわけではありません。
「額面」と「手取り」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
実際に受け取る給与は、「額面」から、社会保険料や税金を引かれた後の金額になります。
これが「手取り」です。
現在日本では「累進課税制度」という制度がとられており、収入が高い人ほど多くの税金を納めていることになります。
もちろん家族状況などによって実際の税負担額は変わってきますが、一例として、独身の場合、特に税金対策などをしていなければ、手取りの給与額はおよそ720万円になります。