「うまい、はやい、やすい」のキャッチフレーズで知られる吉野家は、吉牛(よしぎゅう)の愛称でも親しまれる、オレンジの看板のお店です(※編集部注)。
カルビ丼や豚丼など、牛丼以外のどんぶり類や、カレー・鰻など、そのメニュー展開のストライクゾーンも広め(※編集部注)。
老若男女の「食べたい気持ち」にがっつり応えてくれる頼もしい存在です。
味のラインナップはさることながら、「メニューには載っていないれど注文可能」の、いわゆる裏オーダー方法も吉野家の奥深い魅力のひとつといえそうですね。おなじみの「つゆだく」もその一つ。
今回は、吉野家の「裏オーダー方法」や、店員さんによって使われる「専門用語」にフォーカスします。全部知っていれば「吉野家通」かもしれません!
※ご紹介する裏オーダー方法は、一部店舗では注文できない場合があります。あらかじめご了承ください。
【※参考記事】吉野家【牛丼以外のどんぶりメニュー】がっつり系3選。腹ぺこ胃袋をしっかり充電!【写真付きレポート】
吉野家「つゆだく以外の裏注文」って、どんなものがあるの?
吉野家のニュースリリースによると、現在「裏オーダー」「裏注文方法」などと呼ばれる注文スタイルのもとは、2018年に閉店した一号店「築地店」の常連さんが編み出した「特殊注文」とのこと。
魚河岸で忙しく働く「食のプロ」のお客さんが多く集まった築地店。常連さんがオーダーする「通好み」の特殊注文に、お店側が応じていたわけですね。
ちなみに、築地店で提供されていた特殊注文には、以下のようなものがありました。2022年現在の提供状況別に見てみましょう。
2022年現在:全国の吉野家で対応
- つゆだく 牛丼のたれの量を増やす
- つゆぬき:牛丼のたれの量を減らす
- ねぎぬき 牛丼の具材から玉ねぎを抜く
グランドメニューに昇格したもの
- アタマの大盛:牛丼大盛のご飯少なめ(2013 年~)
- ねぎだく:玉ねぎを多めに盛る/『ねぎだく牛丼』として復活(2020年~)
2022年現在:対応店舗なし(※)
- 赤多め:肉の赤身部分を多めに盛る
- とろぬき:肉の脂身部分をほぼ除く
- とろだく:脂身の多い牛肉を盛る
- ねぎだけ:肉抜きのタマネギだけにする
- 肉下:具を丼の底に入れ、ご飯を上にのせる
- あつしろ: 通常より更に熱々のご飯で牛丼を提供
- つめしろ:冷ましたご飯で牛丼を提供
- 芯だけ:お新香の硬い芯の部分だけをオーダーする
※参照:宝島社「吉野家FAN BOOK」
2022年4月時点では、「対応店舗なし」のスタイルも多くありますね。