桜も開花し、急に春らしくなってきましたね。まん延防止重点措置も全面解除され、開放的な気分になられている方も多いのではないでしょうか。ついついお財布のヒモも開放的になりそうになってしまいますね。

そんな時に参考にするとよいのが、富裕層の行動や思考です。富裕層というときらびやかなイメージもありますが、お金にはシビアな方が多く、「ケチ」と思われてしまうこともしばしばあります。今回は金融機関で勤務経験がある筆者が出会った富裕層の方に共通する4つの特徴を紹介していきます。

富裕層の定義をおさらい

富裕層という定義でよく参考にされるのが、株式会社野村総合研究所が実施する「NRI富裕層アンケート調査」です。

富裕層は世帯の純金融資産保有額が「1億円以上5億円未満」の世帯で、2020年の同社推計によると124万世帯ほどいるようです。5億円以上の資産をもつ「超富裕層」と合わせると、133万世帯にも及びます。一般的に広義の富裕層というと「富裕層」と「超富裕層」を合わせた世帯を指します。それでは早速、その富裕層の特徴をみていきましょう。