メンバーが固定していると楽だが要注意

新年度が近づくとPTA役員を決める動きが加速しますが、運よくメンバーが固定していれば毎年役員選びにビクビクすることはありません。しかし、忘れてはいけないのがPTA役員は「子どもが学校に在学中」という大前提で決められるという事実。

つまり、児童生徒が卒業すれば、必ずその保護者もPTA役員から卒業することになります。長年PTAを支えていた固定メンバーがごっそり卒業してしまうと、それは「自分にも役員の話がくる可能性がある」ことを意味するのです。

筆者の子ども達が通う小学校でも、固定メンバーが次々と卒業したある年を境に毎年のように会長を筆頭とした役員の顔ぶれが変わるようになりました。

コロナ禍でPTA役員の負担が軽減されたとはいえ、自分からやりたいと手をあげる人はほぼいません。「PTA役員は永遠」ではなく、「子どもが卒業して抜けたら他人事ではない」という事態になることを忘れないでください。