部長になる人、課長どまりの人の違いとは?

一番必要なのは「あれ」だった!?

――動く立場からすると指示があいまいな人や失敗の責任を部下やメンバーのせいにする人には部長になってほしくないかも(笑)。逆に全部一人でやってしまう人は「勝手にやって」と思ってしまいそうです。

「『責任は俺がとるから思い切りやれ』と任せて、相談があったとき適切にアドバイスするのが部長の仕事の基本。自分で考えて自主的に動く部下を育て上げられれば、そのなかからエースが登場するものです。

これに関連する要素として『許容範囲の広さ』も部長には求められます。ストライクゾーンが広いというか。我慢強さ、忍耐強さとも言えるかもしれない」

――具体的にはどういう場面で必要なのでしょうか?

「たとえば、部下の意見が自分の考えと一致しないとき。あるいは他部署やトップと意見が合わないとき。往々にして発生するこうした場面でどうするか。自分の考えに合うまでやり直しをさせるのも、強引に押し切ることも時と場合によっては必要ですが、常にそれでは自分も部下も周囲も疲弊してしまいます。

ですから『この範囲なら飲み込もう』というゾーンを持てない人は難しい。逆に何でも周囲に合わせてしまう人も厳しいですね。それなら誰でもできるわけですし」

意外? 部長になるために一番必要なものって「それ」!?

――これまでのお話に出てきたポイントが、部長になる人とならない人の違いなのですね。

「でもね、こんなことを言ってきたけど、本音を言えば、部長への昇格には運不運の要素が強いと思います。これは部長以上の役員とか、社長も含めて、上になればなるほどそう」

――えっ、結局のところは「運」ですか?

「全部とは言いませんけど(笑)。でも、ここまでくると実感せざるを得ません。まず、自分自身が適切な年齢のときにポストがあるかどうか。次に、昇格のテーブルにのれるかどうか。面接官、つまり社長や役員に好かれているかどうか。まあ、それを引き寄せるのも実力と言われればそれまでですが」

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LIMO編集部

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