年金額14万4366円=厚生年金+「国民年金」
先ほど、厚生年金の平均受給額は月額14万4366円であるとお話しました。
この数字を見て、「厚生年金が14万円、ここにプラス国民年金を受け取れたら毎月20万円くらい年金をもらえるのかな」と想像される方が非常に多いのですが、実際は違います。
こちらの厚生年金14万4366円の数字は国民年金込みの数字ですので、この14万円に、さらに国民年金を上乗せして年金を受け取れる訳ではないので注意しておきましょう。
また、昨今は男女ともに独身でいる方も多く「ひとりで月14万円もあればなんとか生活できる」という方も中にはいるでしょう。
しかし、女性の年金受給額は男女別で見るとさらに下がります。先ほどの同資料による男女別での年金受給額は以下のとおりです。
- <男性>平均年金月額:16万4742円
- <女性>平均年金月額:10万3808円
上記の数字は、もちろん厚生年金と国民年金を合算した金額になります。仮に、独身であったとしても家賃や食費、光熱費などの生活費を1ヶ月10万円でやりくりするのは非常に厳しそうですよね。
男性の方も平均は16万円となっていますが、女性に比べると外食に頼る方も多いため食費がかさみ生活費が高くなることも充分考えられます。
今の時代、会社員だからといって年金だけに老後を頼るのは非常にリスクが高いと言えるのではないでしょうか。