最近、芸能界や色々な芸能人に関する裏話がネット上に公開されニュースで大きく取り上げられているのを皆さんはご存知でしょうか。

ネット上に飛び交う噂話などを受けて、特定の芸能人に対して否定的な印象をもった人もいれば、「噂話にすぎない」と全く話を信じない人もいるでしょう。

ネットを介して世間に広がるさまざまな情報。「どれがホントで、どれがウソなのか」。第三者から聞く「~らしい」という噂話は信用しても大丈夫なのか。

そこで今回は、「年金って毎月14~15万円くらいもらえるらしい」というウワサについて、その真偽を確かめていきたいと思います。

【注目記事】【投資FIRE】50代で「月25万円の不労所得」を目指す2つの方法。厚生年金に依存する老後から脱却するには

日本の年金制度について

最初に、日本の年金制度のおさらいからスタートしましょう。

日本の年金制度は、国民年金と厚生年金の2階建て構造になっています。

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1階部分が国民年金で、日本国内に住む20歳から60歳までのすべての国民に加入義務があり、年金保険料は全員一律となっています。

国民年金保険の保険料を納める期間は最長40年間です。40年に満たない場合は将来受け取れる年金額が納付期間に応じて少なくなりますので注意しましょう。

一応、国民年金を受け取れる条件として国民年金の保険料を10年以上納めた場合は受給対象者となりますが、老後のためにも40年間しっかり保険料を納めておいた方が安心ですね。

次に、日本の年金制度の2階部分「厚生年金」について説明します。

こちらは、国民年金の上乗せとして会社員や公務員が加入するものです。自営業やフリーランス、専業主婦の方は厚生年金に加入することは出来ませんのでご注意ください。

厚生年金の保険料は収入によって決まります。一般的には、収入が高いほど納める保険料も高くなるため、その分将来受け取れる年金額も高くなる傾向にあります。

また厚生年金の受給要件に関してですが、条件が2つあります。

  1. 厚生年金保険の被保険者期間が1ヶ月以上ある
  2. 国民年金保険の納付期間が10年以上ある

今、フリーランスや専業主婦の方でもこれまでに会社員や公務員として1ヶ月以上働いた経験のある方は厚生年金を受け取れる可能性が高いので覚えておきましょう。

厚生年金の平均受給額は月額14~15万円?

日本の年金制度の基礎がわかったところで、次に厚生年金の受給額について詳しく見ていきます。

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厚生労働省の「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」による、厚生年金の平均受給月額は以下のとおりです。

平均年金月額:14万4366円

「年金が毎月14~15万円くらいもらえるらしい」というウワサは、この数字が根拠となっています。

しかし、ここで皆さんに一つ注意して頂きたいことがあります。それは、この数字には国民年金が含まれているということです。

次の項で詳しく説明していきます。

年金額14万4366円=厚生年金+「国民年金」

先ほど、厚生年金の平均受給額は月額14万4366円であるとお話しました。

この数字を見て、「厚生年金が14万円、ここにプラス国民年金を受け取れたら毎月20万円くらい年金をもらえるのかな」と想像される方が非常に多いのですが、実際は違います。

こちらの厚生年金14万4366円の数字は国民年金込みの数字ですので、この14万円に、さらに国民年金を上乗せして年金を受け取れる訳ではないので注意しておきましょう。

また、昨今は男女ともに独身でいる方も多く「ひとりで月14万円もあればなんとか生活できる」という方も中にはいるでしょう。

しかし、女性の年金受給額は男女別で見るとさらに下がります。先ほどの同資料による男女別での年金受給額は以下のとおりです。

  • <男性>平均年金月額:16万4742円
  • <女性>平均年金月額:10万3808円

上記の数字は、もちろん厚生年金と国民年金を合算した金額になります。仮に、独身であったとしても家賃や食費、光熱費などの生活費を1ヶ月10万円でやりくりするのは非常に厳しそうですよね。

男性の方も平均は16万円となっていますが、女性に比べると外食に頼る方も多いため食費がかさみ生活費が高くなることも充分考えられます。

今の時代、会社員だからといって年金だけに老後を頼るのは非常にリスクが高いと言えるのではないでしょうか。

まとめにかえて

今回は年金の実態について見てきましたが、ここに出てくる数値はあくまで平均値です。働き方や収入に応じて将来受け取れる年金額は人それぞれ異なります。

「どの数字を信頼すればいいのか?」という方は、「ねんきんネット」を一度確認してみましょう。

ねんきんネットであれば、将来受け取れる年金の見込み額を確認できます。

芸能ニュースであれ、金融情報であれ一番大切なことは「自分の目で見て確認する」ことだと思います。

ウソかホントか分からない情報で不安な気持ちになるのではなく、自分の目で確かめてみたものをもとに行動をおこしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

鶴田 綾