「リタイアメントプラン」という言葉を聞いたことがある方は少ないかもしれません。
いずれ定年退職を迎えると、多くの方は収入が減少します。再雇用などで働く方も年金で生活する方も、必ず考えておきたい老後の生活設計。これをリタイアメントプランと呼びます。
しかし不確定な要素が多すぎて、実際には「どう考えればいいのかわからない」というのが本音ではないでしょうか。
リタイアメントプランを考えるためには、一つずつお金の流れを掴む必要があります。
入ってくるお金と出ていくお金が重要ですが、見落としてはいけないのが「退職金」の置き場所です。
一括で受け取る場合、普段の給料とは桁違いのお金を手にすることになります。できれば安全に、そして効率よく守って育てたいですよね。
今回は退職金を受け取った後、どこに預けるのか?というテーマについて考えてみたいと思います。
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退職金を守るなら銀行預金が安全なのか
退職金を銀行に預けるとなると、選択肢は「普通預金」「定期預金」「貯蓄預金」から選ぶことになります。
- 普通預金:一般的な銀行預金で、いつでも自由に引き出し・預け入れが可能
- 定期預金:預入期間が決まっており、満期日まで引き出し不可能。その分金利は優遇される
- 貯蓄預金:一定金額を超えると金利が優遇される。自由に引き出し・預け入れが可能
他にも総合口座や当座口座などがありますが、主に以上の中から選択することになるでしょう。
銀行預金が安心といえる理由(メリット)
退職金を銀行に預ける場合、そのメリットは主に2つあります。
- 元本が保証される
- 銀行が破綻しても1000万円と利息分は保証される
銀行に預けている限り、お金が減ることはありません。元本保証という点では銀行預金はとても安定したお金の置き場所です。
仮に銀行が破綻した場合でも、1000万円と破綻日までの利息は保証されます。これを預金保険制度といい、こちらも銀行預金の強いメリットですね。
銀行破綻というリスクを避けたい方は、「1つの銀行で1000万円まで」と決めて退職金を分散して預け入れる方もいます。