日経平均株価の予想
今週の展開はどうなるでしょうか。
8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比137ドル55セント高の3万4721ドル12セントで終えました。
米長期金利が2.73%と3年ぶりの高水準となったことから、ハイテク株が売られる一方で、金融株は買われました。
日本株も週初から連れ高になってほしいところですが、米長期金利の上昇に対しては警戒感を持つ投資家が多いことから、上値の重い展開になりそうです。
半導体関連銘柄が売られる可能性もあります。
11日にはFRBのボウマン理事の講演なども予定されており、発言の内容によっては相場が振られこともあります。
特にタカ派の発言が出ると下押し圧力となります。
ロシアのウクライナ侵攻を巡るリスクにも引き続き注意が必要です。
中国では3月以降、新型コロナの新規感染者数が増え、長春市、上海市などで都市封鎖となっています。
日系自動車メーカーの新車販売やサプライチェーンに影響が出ているようです。
長引くようであれば業績へのインパクトとなります。
2022年4月12日には米国の3月消費者物価指数(CPI)も発表されます。
2月は40年ぶりの伸びでした。さらに伸びるようであれば、インフレ懸念にもつながります。