非課税枠と非課税期間の違いをチェック
つみたてNISAの非課税期間は年間40万円まで、最長20年間です。非課税投資枠は20年間で最大800万円と定められています。
一方で、iDeCoは拠出限度額が下記のように人によって異なります。
自営業者(第1号被保険者)
月額6.8万円(年額81.6万円 ※国民年金基金、または国民年金付加保険料と合算)
会社員・公務員など(第2号被保険者)
- 会社に企業年金がない会社員:月額2.3万円(年額27.6万円)
- 企業型DCに加入している会社員:月額2万円(年額24.0万円)
- DBと企業型DCに加入している会社員:月額1.2万円(年額14.4万円)
- DBのみ加入している会社員:月額1.2万円(年額14.4万円)
専業主婦(夫)(第3号被保険者)
月額2.3万円(年額27.6万円)
非課税になる金額は個人差がありますが、iDeCoに加入できるのは現時点で20歳以上、60歳まで。
2022年5月からは、60歳以上で国民年金の第2号被保険者、または国民年金の任意加入被保険者であれば、65歳まで加入できるようになります。
つまり、iDeCoは現行の制度では最長で40年間(5月からは45年間)非課税になります。
つみたてNISAは非課税期間内(20年間)で売却するか、非課税期間終了後は課税口座で引き続き運用を続けるかになります。課税口座になれば運用益の約2割は課税されることになります。
こういった違いを頭に入れて考えましょう。