「結婚・子育て」環境は変化しつつある
今回の調査を見ると、結婚・子育てをするには平均よりも年収が高い必要があると考える方が多いとわかりました。
しかし、業種別でみたように、年収は業種や職種、地域などによるところも大きいものです。
結婚してマイホームを購入すれば住宅ローンを抱え、子どもが生まれれば養育や教育費用がかかり、2人の老後資金も用意する必要がある…「人生三大支出」とはいいますが、結婚にはお金がかかる印象を受けます。
一方で、現代は共働きが主流であったり、2022年4月から男性の育休が段階的に施行されたりなど、結婚・育児をとりまく環境は変化しつつあります。
それでもまだ、女性の方が育児・家事の負担が多いご家庭も多いのが現状でしょう。小1の壁といわれるように、女性が仕事を続けにくい問題もあります。
ただ2人で協力し合い、とれる対策を考えていくことで、日々の生活やお金での工夫することも可能でしょう。結婚生活ではそういった思いやりや協力も大切ですよね。
約2割は結婚・子育てをしたくないと答えたように、価値観は人それぞれ。結婚のカタチも現代は多様化しています。
結局は当人が納得できる生き方を選ぶことが大切といえそうです。
参考記事
- PRTIMES「SMBCコンシューマーファイナンス調べ 30代・40代の半数以上が結婚しようと思えるのは「年収600万円」、前回調査からハードルが上昇」
- 国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」
- 転職サービスdoda「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】」
宮野 茉莉子