「貯蓄1000万円以上」日本で何パーセントか
では次に、貯蓄1000万円を達成している家庭はどれくらいでしょうか。
総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」より、全体の貯蓄分布を確認しましょう。
貯蓄1000万円以上は二人以上の世帯で51.1%でした。
半分以上の世帯で貯蓄1000万円を達成していますね。上記は高齢者も含むため、退職金や相続資産も含まれるでしょう。
勤労世帯に絞った貯蓄額も見ていきましょう。
二人以上・勤労世帯で貯蓄1000万円以上は43%でした。
一方で、貯蓄の中央値は826万円です。平均値は1378万円ですが、一部の富裕層に引っ張られるため、より実態に近いのは中央値になります。
年収100万円未満も約1割おり、貯蓄の二極化がうかがえます。
同調査によると、二人以上世帯で貯蓄現在高が平均で1000万円を越えるのは40代以降でした。