この4月、新たな職場で新生活をスタートされた方も多いでしょう。

自分の給与水準が他と比べてどうなのか、気になることもあると思います。

公務員の場合は業績と給与が連動しないため、比較的安定した生活を送れるイメージがありますよね。

ただし公務員の給与やボーナスは民間と差が出ないよう調査比較がされるため、民間の水準が上がれば公務員も上がる、逆に下がれば公務員も下がることになっています。

実際に、ここ最近の賞与は民間に合わせて減少傾向にあります。

それでは毎月の給与はいくらなのでしょうか。

今回は、「国家公務員」の毎月受け取る給与がいくらくらいなのかを探ってみたいと思います。

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国家公務員とは?人数も確認

公務員といえば役所などに勤務する職員をイメージすることが多いと思いますが、一般的に地方行政を担うのは地方公務員です。

国家公務員とは国の業務に従事する職員で、省庁職員、自衛官、大使、裁判官、国会議員、検察官などが含まれます。

人事院の「令和3年国家公務員給与等実態調査の結果」によると、2021年4月1日現在で給与法等の適用を受ける常勤職員は25万3000人でした。

国家公務員の月額給与を確認

それでは早速、国家公務員の月額給与について見ていきましょう。国家公務員の中にもさまざまな職種が存在するため、ここでは「一般行政事務をおこなっている行政職俸給表(一)の給与」を参考にしていきます。

行政職俸給表(一)の給与

  • 職員数:13万9627人
  • 平均年齢:43歳
  • 平均経験年数:21年
  • 平均給与月額:40万7153円

こちらの給与には、基本給の他に地域手当や扶養手当など各種手当も含まれています。

実は2019年の調査では、平均給与月額は41万1123円でした。決してコロナの影響だけではないですが、給与水準は下がっていることがわかります。

【年齢別】国家公務員の月額給与とは

会社員と同じく公務員も最終学歴や年齢によって給与が変わることが予想できます。

同調査のうち「〔参考1〕行政職俸給表(一)の年齢階層別、給与決定上の学歴別人員及び平均給与月額」から、学歴別・年齢別の給与も確認しましょう。

年齢別の給与

  • 20歳未満:16万2994円
  • 20歳以上24歳未満:20万3192円
  • 24歳以上28歳未満:24万4921円
  • 28歳以上32歳未満:28万9020円
  • 32歳以上36歳未満:33万6939円
  • 36歳以上40歳未満:38万4516円
  • 40歳以上44歳未満:41万9050円
  • 44歳以上48歳未満:45万47円
  • 48歳以上52歳未満:47万9882円
  • 52歳以上56歳未満:49万7970円
  • 56歳以上60歳未満:50万5789円
  • 60歳以上:48万1962円

大学卒の給与

  • 20歳未満:20万8370円
  • 20歳以上24歳未満:21万8264円
  • 24歳以上28歳未満:24万4932円
  • 28歳以上32歳未満:28万7025円
  • 32歳以上36歳未満:33万9607円
  • 36歳以上40歳未満:39万3282円
  • 40歳以上44歳未満:42万9100円
  • 44歳以上48歳未満:46万5934円
  • 48歳以上52歳未満:50万5535円
  • 52歳以上56歳未満:52万7386円
  • 56歳以上60歳未満:52万8300円
  • 60歳以上:50万3245円

高校卒の給与

  • 20歳未満:16万4454円
  • 20歳以上24歳未満:19万1581円
  • 24歳以上28歳未満:23万4126円
  • 28歳以上32歳未満:27万8186円
  • 32歳以上36歳未満:31万6757円
  • 36歳以上40歳未満:35万3513円
  • 40歳以上44歳未満:38万9408円
  • 44歳以上48歳未満:42万8703円
  • 48歳以上52歳未満:45万2547円
  • 52歳以上56歳未満:47万6456円
  • 56歳以上60歳未満:49万3076円
  • 60歳以上:42万1445円

50代後半が給与のピークとなっています。

また大卒と高卒では平均給与に差はあるものの、4万円~6万円くらいの開きにとどまっていることがわかります。

国家公務員の給与のしくみ

民間の役職手当のように、公務員でも職務の級というものが存在します。級があがるほどに手当も高くなるというしくみです。

本府省の場合、級に紐づく役職は下記のとおりです。

  • 1,2級・・・係員
  • 3,4級・・・係長
  • 5,6級・・・課長補佐
  • 7,8級・・・室長
  • 9,10級・・・課長

行政職俸給表(一)の場合、級によって平均俸給額は次のようにあがっていきます。

適用俸給表別、級別平均俸給額

  • 1級・・・18万8709円
  • 2級・・・22万8395円
  • 3級・・・30万922円
  • 4級・・・36万2094円
  • 5級・・・38万3622円
  • 6級・・・40万521円
  • 7級・・・43万644円
  • 8級・・・46万1762円
  • 9級・・・51万1061円
  • 10級・・・55万2284円

大卒の方が昇給は早くなる傾向にあります。

級は経験年数が長くなればなるほど昇給していくため、給与に反映される実感も沸くでしょう。

おわりに

国家公務員の給与についてまとめていきました。

給与の仕組みを見る限り、経験年数を積んで昇給していけば給与アップも見込めます。

ただしどれだけ給与があがっても、その分支出額が増えてしまえば意味がありません。収入と支出のバランスはどんな年収の方であっても大切なポイントです。

収入だけにとらわれるのではなく、貯蓄を貯める方法なども工夫していくのが理想ですね。

参考資料