経済的に困っているシニアは何パーセントいるのか

先ほどの調査から、年代別の「経済的に困っている」割合を抽出しましょう。ここでは「困っている」「少し困っている」の合計額をまとめています。

出所：内閣府「令和3年版高齢社会白書（全体版）」

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年齢別では次の結果となりました。

  • 60～64歳：32.9％
  • 65～69歳：32.1％
  • 70～74歳：39.0％
  • 75～79歳：33.3％
  • 80歳以上：29.6％

一番多いのが70～74歳の39％。後期高齢を迎える75歳を前に困窮している様子をみると、悠々自適な老後生活が遅れているシニアはほんの一握りなのかもしれません。

実際、近年では働くシニアが急激に増えています。もちろん社会との接点を持つというメリットもありますが、経済的な不安から収入を得るために働いていることもうかがえます。