厚生年金の受給者数を1万円ごとで見る

ではもう少し深堀りして、厚生年金の受給額ごとの人数をみていきましょう。

厚生年金月額階級別の老齢年金受給者数

厚生年金・1万円ごとの受給者数

  • 1万円未満:10万511人
  • 1万円以上~2万円未満:1万8955人
  • 2万円以上~3万円未満:6万6662人
  • 3万円以上~4万円未満:11万9711人
  • 4万円以上~5万円未満:12万5655人
  • 5万円以上~6万円未満:17万627人
  • 6万円以上~7万円未満:40万1175人
  • 7万円以上~8万円未満:69万4015人
  • 8万円以上~9万円未満:93万4792人
  • 9万円以上~10万円未満:112万5260人
  • 10万円以上~11万円未満:111万9158人
  • 11万円以上~12万円未満:101万8423人
  • 12万円以上~13万円未満:92万6094人
  • 13万円以上~14万円未満:89万7027人
  • 14万円以上~15万円未満:91万3347人
  • 15万円以上~16万円未満:94万5950人
  • 16万円以上~17万円未満:99万4107人
  • 17万円以上~18万円未満:102万4472人
  • 18万円以上~19万円未満:99万4193人
  • 19万円以上~20万円未満:91万6505人
  • 20万円以上~21万円未満:78万1979人
  • 21万円以上~22万円未満:60万7141人
  • 22万円以上~23万円未満:42万5171人
  • 23万円以上~24万円未満:28万9599人
  • 24万円以上~25万円未満:19万4014人
  • 25万円以上~26万円未満:12万3614人
  • 26万円以上~27万円未満:7万6292人
  • 27万円以上~28万円未満:4万5063人
  • 28万円以上~29万円未満:2万2949人
  • 29万円以上~30万円未満:1万951人
  • 30万円以上~:1万6721人

ボリュームゾーンは「9~10万円未満」に集中しています。また男女の平均額は約6万円と大きくなっているのが見てとれます。

また、ひと月の受給額が20万円以上の人の割合は、男性で23.8%、女性で12.6%です。また、10万円未満の人の割合は、男性が10.5%なのに対し、女性が48.9%という割合です。

受給額30万円以上の人も、僅かではあるものの男女合わせて0.1%存在することもわかりました。

厚生年金は、国民年金に上乗せする形で報酬比例の年金を支給する制度の為、男女差だけでなく、個人差も見過ごすことができないということは覚えておく必要がありそうです。

いずれにせよ、現役中と同様の収入を公的年金だけで賄っていくことは、なかなか難しいことと感じた方が多いのではないでしょうか。