おひとりさまの老後「早めに」「複数で」の対策がカギ

先程おひとりさまの1カ月の支出は「14万4687円」でしたが、住居費は月1万円台で計算されています。

つまり賃貸の方であれば、プラス家賃分が必要になりますね。女性の場合、厚生年金でも月5万円以上足りないなんて方も少なくないでしょう。

だからこそ、おひとりさまの老後への備えはできるだけ早くから、複数の方法で備えることが重要となります。

老後に向けた貯蓄は、早くからはじめるほど貯まります。預貯金だけでなく運用を組み込めば、預貯金よりもリターンが見込める場合もあるでしょう。

たとえば投資信託を長期間、毎月一定額を積み立てることで、利息に利息がつく複利の効果が期待できます。運用はリスクがありますが、積立投資であれば買付時期を分散するため、ある程度は抑えることもできるでしょう。

おひとりさまは運用の知識をつけて、「お金にも働いてもらう」という選択肢を増やすことをおすすめします。

あわせて副業や長く働き続けることで、資産を増やす、資産寿命を伸ばすことも考えたいところ。

まずはこの春、情報収集からはじめてみましょう。

参考資料

宮野 茉莉子