株式を買う時、配当や株主優待を軸に選ぶ人もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、株価変動もリターンに大きく影響します。

今回は日本たばこ産業・JT(2914)について、株価を動かす3大リスクを紹介します。

リスク1. 日本国内でのたばこビジネスの影響

出所:日本たばこ産業「2021年12月期 有価証券報告書」

JTはたばこ事業を中心に70以上の国と地域で事業を展開、また130以上の国と地域で製品を販売しています。

その中でも、日本市場におけるたばこの売上収益は、グループの売上収益に大きく寄与しています。

そのため、たばこ需要の減少や増税、規制など、たばこ事業を取り巻く環境に存在する様々なリスクが発現し、日本市場が何らかの悪影響を受けた場合は、国内たばこ事業の収益の悪化など、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

こうした中、JTは製品ポートフォリオの最適化、営業力の強化・効果的な販売促進施策の実行などにより、日本市場のたばこ売上収益の維持・成長に取り組んでいます。

また、日本市場に限ることなく、更なるグローバル事業基盤の強化・拡充を図ることで、特定の市場にのみ依存せず継続的に利益創出が可能な複数市場を確保するよう取り組む計画です。