何かを始めてみたくなる春。
年度の節目に、お金の目標を立ててみるのはいかがでしょうか。
「将来のお金が心配」
「本当に年金がもらえるのだろうか」
そんな不安を抱える方も多いですが、大切なのは正しく恐れることです。
わからない状態でただ不安を抱えているのでは、今の生活も楽しめません。
まずは現在年金を受給している世代の受給額を知ることで、今からできる対策について考えてみましょう。
厚生年金を「月平均10万円」受給する人の割合について探ってみたいと思います。
【注目記事】【厚生年金と国民年金】女性はひと月平均でいくら受給しているか。将来の見込み額も
まずは公的年金の仕組みを知ることから
日本の公的年金制度は、働く世代がその時代の高齢者を支えるという賦課方式となっています。
自分が今払っている保険料を積み立てて、将来受け取るというわけではないので注意しましょう。
さらに年金は国民年金(基礎年金)と厚生年金(被用者年金)の2階建てとなっています。
1階に位置する国民年金ではみんなが一律の保険料を納めるため、受給額の個人差は大きくありません。
仮に保険料を一度も欠かすことなく40年間納めた場合、2021年度の満額は月額6万5075円です。そして2020年度の平均受給額は月額5万6252円でした。
では2階部分である厚生年金の受給額はいくらになっているのでしょうか。「月平均10万円」の割合とともに見ていきましょう。