私立中学に通う子どもの世帯収入「1000万円以上」が半数以上

公立中学と私立中学のそれぞれに子どもが通っている世帯の年収額では、私立中学の場合、最も多かった世帯収入層は「1200万円以上」で35.5%でした。

出典:文部科学省の「平成30年度 子供の学習費調査」を元に筆者作成

次いで「800万円~999万円」が19.8%、「1000万円~1199万円」と「600万円~799万円」は同率16.8%でした。

世帯収入1000万円以上の世帯の割合は半数を超え、私立中学に通う世帯の約9割は世帯収入600万円以上となっています。

国税庁の「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、男性の平均給与は「40~44歳」で571万円、「45~49歳」で621万円。

ちなみに、給与所得者のうち、年収1000万円以上の給与がある人の割合は4.6%しかいません。

世帯収入とはいえ、私立中学に子どもを通わせている家庭は、やはり経済的にゆとりがあると家庭が多いことが分かります。