EVは家計にも環境にも優しい

先日3月21日に、東京電力管内で電力逼迫警報がはじめて発令され、東北電力管内でも続いて発令となりました。幸い今回は停電にならずに済みましたが、電力需要は供給量を超えており、揚水発電の活用で無事に済んだといいます。

企業や家庭で節電してもなお供給を需要が上回ったことは、停電になってもおかしくない切迫した状況であったことに変わりありません。停電は、災害のときだけの懸念ではなくなっているのです。

万一停電となれば、家庭電化製品はもちろん、スマートフォンの充電さえままならなくなります。家庭電化製品でも、冷蔵庫が使えないと食料品の保存が懸念されます。火を使う湯沸かしなども、着火には電気を使うリモート操作をしていますから、普段は気にしていなくても電気のない生活は、暮らしを一変させ、不安にさせられます。

しかし、もし自宅にEVがあり、VtoHの機能を備えていれば、普段通りの生活を続けられます。

加えて、太陽光発電を設置していれば、好天の日は言葉通り脱二酸化炭素の電力を暮らしに使えますし、その電気で充電したEVで走ることもできます。単にクルマから排出ガスを出さないだけでなく、移動のために使う電力も火力発電に依存しない脱二酸化炭素になるのです。

系統電力の契約においても、夜間割引を利用してEVに夜充電し、電気代金が高くなる日中は、EVから電気の供給を受ければ、より安い料金で昼夜電気を使うことができます。