いつから「共働き世帯」が主流になった?

次は働く女性の推移について見ていきましょう。一昔前は「専業主婦世帯」が当たり前でしたが、いつから共働き世帯が主流となったのでしょうか。

出所:内閣府男女共同参画局「結婚と家族をめぐる基礎データ」

内閣府男女共同参画局の「結婚と家族をめぐる基礎データ」によると、90年代前半までは専業主婦世帯が上回る年が多いものの、1996(平成8)年には共働き世帯949万世帯・専業主婦世帯921万世帯と逆転します。

それ以降は共働き世帯が増え続け、2020(令和2)年には共働き世帯1240万世帯・専業主婦世帯が571万世帯となっています。

もはや、専業主婦世帯は共働き世帯の半分しかいないのですね。

ただし先程の厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」によると、2004年時点では正規の職員・従業員が16.9%、非正規の職員・従業員が26.2%です。

つまり最新データと比べると、15年間で正規で働く女性の割合は9.3ポイント、非正規で働く女性の割合は11.6ポイント増えているということに。

非正規の方が伸び率は高いことがわかります。