中古マンションの6つの魅力
中古マンションの魅力は「新築マンションより安く買える」だけではありません。
中古マンションの魅力1.広い物件が多い
近年、新築分譲マンションは“狭小化”が進んでいます。2021年に販売された首都圏新築マンションの平均専有面積は、66.0㎡。2001年以来、最小です。
「70㎡以上の物件がなかなか見つからない」「リビングが狭い」「収納が少ない……」新築マンションを探している方の中には、このように感じている方も少なくないでしょう。
新築マンションの狭小化が進む要因は、販売価格の高騰にあります。広くすれば、その分、さらに価格が上がってしまうため、広さを調整し、少しでも手が届きやすい価格帯を維持しているということですね。
3LDKかつ70㎡台後半以上の専有面積の新築分譲マンション供給数は、2021年(1月~9月)、東京都23区で全体の28.9%。しかし、2000年~2010年頃までは50%前後を維持していました。
つまり、築10年~20年の中古マンションは、広さのある物件が豊富だということ。コロナ禍で、ご家族が在宅する時間も増えたことでしょう。広いマンションに住みたいと考える方は、中古マンションも視野に入れてみるといいかもしれませんね。
中古マンションの魅力2.設備や建材のグレードが高いマンションも
近年の価格高騰に伴い「広さ」のみならず、新築マンションの「グレード」も落ちている傾向にあります。
たとえば、ディスポーザーや食器洗い乾燥機、床暖房などの設備は、販売価格を抑えるため導入されていなかったり、オプションとされていたりするケースも少なくありません。細かいところでいえば、壁紙や建具のグレードを落としている新築マンションも増えています。
もちろん、全ての新築マンションの設備や建具のグレードが低いというわけではありませんし、新築マンションを否定するものではありません。しかし、相対的に見て「見合った価格」なのかは、冷静に考えてみるべきでしょう。
今の新築マンションと同等、もしくはそれ以上の設備を備えている中古マンションもたくさんあります。
中古マンションの魅力3.相対的に立地が良い
中古マンションは、新築マンションと比較して立地条件が良いものが多いものです。
日本の土地は狭く、駅前などの好立地には、すでになんらかの建物が建っています。先に建てられたマンションのほうが、相対的に立地が良いというのは当然のことですね。