2021年、首都圏の新築マンションの平均価格は「6260万円」でした。バブル期を超えて、過去最高値を更新しています。東京都23区だけでみれば「8293万円」と、なかなか一般の方が手を出せない価格にまで高騰しています。

これだけ新築マンションが高騰しているとなると、中古マンションも視野に入れながらお住まいを探している方も多いのではないでしょうか?現にリクルートの調査によれば、2021年に首都圏で新築マンションを購入した人の54%が「中古マンションも検討した」と回答しており、2003年以降で最も高い水準となっています。

そこで今回は、最新のデータや状況を踏まえ、中古マンションの魅力を改めて考察していきます。

中古マンション価格も高騰しているけど・・・新築マンションとの価格差は大きい

データ提供:マンションリサーチ株式会社

上記は、東京都23区における中古マンションの平均坪単価の推移を表したものです。コロナ禍でも、価格が高騰し続けていることがわかります。

2022年2月は、約314万円。同時期、同エリアの新築マンションの平均坪単価は約491万円ですので、その差およそ177万円。60㎡のマンションであれば、平均価格は中古マンションのほうが3000万円以上安いということになります。

データ提供:マンションリサーチ株式会社

大阪市の中古マンション価格もまた、コロナ禍で高騰を続けています。

2022年2月の中古マンション平均坪単価は、約168万円。新築マンションは約317万円なので、60㎡のマンションであれば、平均価格は中古マンションのほうが2700万円ほど安いということです。