中古マンションのデメリット・注意点3:修繕積立金が値上げされる可能性がある

マンションは基本的に10年〜15年ごとに大規模修繕工事を行い、修繕にかかる費用はマンションの住人から集めている「修繕積立金」から捻出しています。

しかし、修繕が決まったときに修繕積立金が不足していると「修繕積積立金の値上げ」「一時金の徴収」「管理組合として借り入れ」などを行って工事をすることになります。つまり、修繕積立金は固定ではなく、マンション購入時に提示されていた金額よりも値上げされる可能性もあるということ。

とくに「大規模修繕工事検討中」の中古マンションを購入すると、入居後すぐに修繕積立金の値上げや一時金の徴収が行われる可能性があります。

修繕工事の検討については「重要事項説明書」に記載されているので、購入前に必ず不動産会社に確認してください。

また、修繕積立金が低すぎる中古マンションも注意が必要です。いざ修繕工事をするとなったときに、資金が足りない可能性があるからです。資金が不足したときには先ほど説明したように、値上げや徴収、借り入れをしなければなりません。

急な支払いが増えると、生活費を圧迫する恐れもあります。安心して住み続けるためにも、中古マンションを購入する際には、長期修繕計画や重要事項説明書を必ず確認しておきましょう。