FIREという考え方も広まり、憧れているという人も多いのではないでしょうか。FIREとは「Financial Independence, Retire Early(経済的自立・早期リタイア)」の頭文字をとったものです。

FIREの考え方には「4%」と「25倍」というルールがあります。生活費の25倍の資産を貯めて、その資産を4%で運用できれば、資産を減らすことなく生活できるというものです。

このルールに沿って考えると、月30万円を獲得するには9000万円の資産が必要になります。
FIREを実現するため、不労所得で月30万円を狙う4つの方法を考えていきます。

不労所得①:債券

債券とは、国や政府、企業などが、投資から資金を借り入れるために発行する有価証券です。国にお金を貸すと国債、企業にお金を貸すと社債になります。お金を貸している期間に利息がもらえるのが、投資家にとってのメリットとなります。

債券の発行体(お金を貸している相手)が債務不履行にならない限りは満期時に元本が返ってくるため、運用の計画が立てやすいのが特徴です。一般的には他の金融商品に比べてリスクが低いとされています。

現在は、新型コロナウイルスの影響で、金融緩和を行っている国も多く、先進国は低金利が続いています。

仮に、2%の社債で年間360万円の不労所得を得るためには、元本は1億8000万円必要になります。

債券では発行体の信用度が高い場合は利息が低くなり、発行体の信用度が高い場合は多くの利息を受け取れますがその分リスクが大きくなります。

比較的金利が高い新興国の債券は、為替の変動リスクも大きいので、金利だけで判断しないようにしましょう。