働き方・世帯ごと年金額の目安

夫婦で受け取れる年金の目安額は、モデルケースで月額21万9593 円となっています。しかしここまでの内容をもとに考えると、働き方や世帯ごとに受給額は大きく変わることがわかります。

最後に平均額を参考として、世帯ごとにシミュレーションしてみましょう。

夫婦世帯

  • 夫婦とも厚生年金:26万8550円(夫:16万4742円+妻:10万3808円)
  • 夫が厚生年金+妻が国民年金:21万8854円(夫:16万4742円+妻:5万4112円)
  • 夫が国民年金+妻が厚生年金:16万2848円(夫:5万9040円+妻:10万3808円)
  • 夫婦ともに国民年金:11万3152円(夫:5万9040円+妻:5万4112円)

シングル世帯

  • 男性で厚生年金:16万4742円
  • 女性で厚生年金:10万3808円
  • 男性で国民年金:5万9040円
  • 女性で国民年金:5万4112円

どの年金に加入しているかによって、将来の受給額は大きく変わります。

厚生年金に加入していても受給額はピンキリのため、平均である14万円を受給できる保証はありません。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

最新の厚生労働省の資料をもとに、国民年金と厚生年金の受給額の差を確認しました。

厚生年金に加入している場合、給料が高いほどたくさんの保険料を納め、結果的に高い年金を受給することができます。

一方で国民年金にしか加入しない場合、その平均額は5万円台です。

年金収入だけになった場合、それまで築き上げた貯蓄が重要になるでしょう。貯蓄は長期間でじっくり貯めることが重要になります。

早い段階から、コツコツ準備を進めていきたいですね。

参考資料

LIMO編集部