「退職理由」ごと国家公務員の退職金
続いて「退職理由」ごとの退職金も見ていきましょう。
常勤職員
- 全体平均:1023.9円
- 定年:2142.1円
- 応募認定:2551.9円
- 自己都合:299.4円
- その他(※):193.5円
常勤職員のうち「行政職俸給(一)適用者*」
- 全体平均:1507.4円
- 定年:2127.9円
- 応募認定:2276.0円
- 自己都合:384.9円
- その他(※):245.4円
※「その他」には、任期制自衛官等の任期終了(常勤職員)や死亡等による退職が含まれています。
応募認定とは、45歳以上の職員を対象とした早期希望退職制度のこと。通常の定年退職より割増された退職金を受け取ることができます。
全体平均では2000万円を超えませんが、「定年」や「応募認定」ではいずれも2000万円を超えることがわかりますね。
退職金が2000万円を超えるのは、「勤続年数が30年を超える」「退職理由が定年や応募認定」というのが目安になるようです。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。