国立国会図書館・関西館が2022年 2月17日(木) ~3月15日(火)(日曜・祝日を除く)の間、「結構毛だらけネコ本だらけ」と題した展示を行います。
国立国会図書館関西館所蔵の文献を活用して、「科学・生物学、ネコと人との文化・社会的な関わり、表現・創作物のモチーフといった観点」から猫のいろいろな姿に迫っていく内容です。
国会図書館が猫というような、一般にも親しみやすいモチーフを使った展示を行うのは比較的珍しいのですが、その理由について考察していきます。
国会図書館の入館方法は最も独特
まず、国会図書館の基本的な利用方法が一般の図書館と比べてもハードルが高めです。
筆者が利用したことがある東京本館を例にとって説明すると、入館の段階からいくつかハードルがあります。
まず、最近は新型コロナウイルス対策のために、東京本館のみ、入館数制限があります。
抽選予約制のため、いきなり行っても利用できないので、注意しましょう。
国会図書館の東京本館に行きたい場合は、予定を抑えたうえで抽選予約を申し込みます。
関西館は予約不要で入館できます。
東京本館・関西館共に利用の際には入館登録が必要です。本人確認書類が必要になるので、必ず携帯しましょう。
既に登録利用者である場合は予約なしで入れる時間帯(土曜日を含む開館日の9時30分から11時までの時間帯と、土曜日を除く開館日の16時以降。
2022年2月23日時点)がありますので、2回目以降はこの時間帯を目指して行くと良いでしょう。
入館登録ができても油断してはいけません。
「館内に持ち込めるもの」が厳しく制限されているためです。
また、持ち込めるものは「透明なビニール袋」に納める必要があります。
持ち込めないもの
- B5判以上の不透明な袋物(かばん・紙袋・封筒等)
- コピー機・カメラ・ビデオ録画機・スキャナー等
- 刃物等危険物(カッター、かみそりの刃を含みます。)
- 傘(折り畳み傘も含みます。)
- 動植物
- その他、資料の保全、館内の安全、良好な利用環境の維持等のため国立国会図書館が持込みを不適当と判断したもの。
例外的にパソコンは持ち込み可能ですが、取手付きのパソコンケースでの持ち込みは禁じられており、取手がないパソコンケースの貸出は対応してもらえます。
しかし、退館時にはケースの中身を必ず確認されるので、持ち込み不可の物を持ち込まないよう注意しましょう。