今日、12月15日は2025年最後の年金支給日です。老齢年金の平均支給額は額面で以下のとおり。
- 国民年金のみ:月額5万7584円
- 厚生年金(国民年金部分を含む):月額14万6429円
老後、年金だけで生活費をやりくりするのは難しそうと感じた方は少なくないでしょう。
生活費が足りない時、突発的に出費が必要になった時、貯蓄があると安心です。
老後までに貯蓄をいくら準備しておきたいか。金額は世帯ごとに異なりますが、いまのシニア世代の平均貯蓄額はどれくらいかを確認してみましょう。
1. 【60歳代&70歳代】貯蓄「2000万円以上」を保有する二人以上世帯はたくさんいるの?
J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」では年代別の金融資産保有額データを公表しています。
60歳代と70歳代の金融資産保有額データより、シニア世代の貯蓄事情を確認していきましょう。
※このデータの金融資産保有額には、預貯金のほか、投資信託や株式、生命保険など将来に備えるための金融商品残高も含まれています。日常で使用する普通預金残高等は含まれていません。
1.1 【60歳代】貯蓄「2000万円」以上を保有する世帯はどれくらい?
- 金融資産非保有:20.5%
- 100万円未満:6.5%
- 100~200万円未満:5.3%
- 200~300万円未満:3.7%
- 300~400万円未満:3.1%
- 400~500万円未満:3.1%
- 500~700万円未満:6.3%
- 700~1000万円未満:5.3%
- 1000~1500万円未満:8.9%
- 1500~2000万円未満:5.8%
- 2000~3000万円未満:8.0%
- 3000万円以上:20.0%
- 無回答:3.6%
平均:2033万円
中央値:650万
60歳代二人以上世帯の貯蓄額の平均値は2033万円、中央値は650万円です。
2000万円以上の貯蓄を持つ世帯は全体の28%、一方で金融資産を保有しない世帯は20.5%となっています。
60歳代二人以上世帯の約半数が貯蓄額1000万円未満です。
これからまとまった退職金を受けとるという方もいるかもしれませんね。
