4. 年金生活で想定しておきたいこと
きちんと年金保険料を納めているからといって、老後に安心して暮らせるほどの年金を受けとれるとは限りません。
「年金収入>生活費」が保障されていないがゆえに、将来の年金生活に対して不安を覚えるのではないでしょうか。
現役時代にしっかり老後資金を蓄えておきたいものですが、収入は上がらない、物価高で支出ばかり膨らむ、といった状況では、「将来のための備え」にまで手が回りません。
なるべく生活費をおさえてギリギリ年金だけで生活できたとしても、物価が上昇したら生活費が増えて赤字になる可能性があります。
また、少子高齢化により社会保障制度の維持が不安視されています。高齢者の医療保険の保険料負担が増えたり、医療費負担割合が増える可能性もあります。
医療や介護においては支援制度がありますが、それでもいくらかの負担は発生するため備えは必要です。
老後に限らず、将来、何が起こるかはわかりません。年金生活が始まってからも、個人ではコントロールできない負担が増える可能性があることを想定して、老後資金を準備しておけるのが理想です。
参考資料
和田 直子
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】