もうすぐ新しい年度となり、新入社員や中途社員が入社してくる時期ですね。この時期、ご自身の仕事内容や年収について考える方もいるでしょう。

多くの方が夢見るのが「年収1000万円」です。しかし国税庁の「令和2年分 民間給与実態調査統計」によれば、日本で年収1000万円以上の方は4.6%しかいません。

最近では年収1000万円を超えても税金が高いことや児童手当の所得制限に引っかかるなどあり、思ったより余裕はないなんて声も挙がっています。

実際に年収1000万円、そしてその倍の2000万円の人は日本でどれくらいいるのでしょうか。手取り額などもあわせてみていきましょう。

男女別「年収1000万円」と「年収2000万円」は何パーセントか

先ほどの国税庁の調査より、まずは給与階級別の給与所得者数をみていきましょう。

出典:国税庁「令和2年分 民間給与実態調査統計」

日本の平均年収は同調査によれば433万円です。年収1000万円となるとその2倍、2000万円では4倍にもなりますね。

年収「1000万円超 1500万円以下」の人をみると全体で3.4%(男性5.2%・女性0.7%)。1000万円以上でみても全体で4.6%(男性7.1%・女性1.1%)という少なさ。全体で年収1000万円を超える人はおよそ20人に1人ですね。

年収2000万円以上で見ると、「2000万円超 2500万円以下」は0.2%(男性0.4%・女性0.1%)。2000万円以上は全体で0.5%(男性0.8%・女性0.2%)でした。

年収1000万円・2000万円ともに到達するのがどれほど難しいことなのかが分かります。