退職金以外にも自分に合ったマネープランを
警察官の退職金事情について、公的な資料から眺めてきました。
激務のイメージのある警察官。25年以上勤続したあとでの定年退職では、2000万円超も狙えるようです。
ただし、公務員の給与水準は民間と照らして引き下げられる傾向にあります。国家公務員の人事院勧告があれば、それに倣って地方公務員の水準が落ちることもあるでしょう。
これから定年を迎える若い世代にとっては、「退職金があるから安心」とも言い切れません。
定年の年齢は延びる傾向にありますが、いつまで働けるかは誰にもわかりません。年金生活になれば、年金と退職金だけで生活することになります。
それまでに貯めてきた貯蓄がある場合は、より安心だと言えるでしょう。
先々まで見通した長期的なマネープランを考えることで、将来について備えてみましょう。
もちろん「必要となる老後資金」や「最適な貯蓄方法」は個々で違います。
コツコツ積み立てることが得意な方もいれば、積立投資などでお金に働いてもらうことを選択する方もいるでしょう。
社会の情勢によっても有利な選択肢は変わってくるので、常に情報収集はしておきたいですね。
参考資料
- 総務省「地方公務員数の状況」
- 警察庁「警察のしくみ」
- 総務省「令和2年地方公務員給与の実態」
- 警視庁採用サイト「福利厚生について」
- Keisan「退職金の税金」
LIMO編集部