【事例2】小1の壁で退職を決意したパート勤めのBさん

Bさんには年長と年中の2人の子どもがおり、出産後はパートとして働いていました。

子どもが手を離れる小学校入学のタイミングで、正社員を目指すつもりで職場とも話が進んでいました。

しかし年長の秋になり、学童保育の案内を見てその実情を初めて知ります。

まず、住んでいた地域では学童保育の待機児童が深刻で、各自の得点で審査されます。パートの場合は正社員よりも点数が低く、不利なことがわかりました。

しかし正社員としてフルタイムになれば、今度は学童の送迎に間に合いません。

そのためパート勤めのまま応募しようとしましたが、その料金の高さにも驚きました。翌年に下の子どもも入れようとすると、パート月給の半分以上が学童保育代で消えてしまいます。

扶養内パートをしながら学童を利用することに抵抗を感じ、退職して数年後に違うパートを探すことにしたのです。