英語力と収入の関係性

グローバル化が進んではいるものの、コロナ禍により海外との交流再開が難しく、英語の重要性を叫ぶ声は以前に比べてトーンダウンしている空気が漂っているのは否めません。しかし、コロナ禍であっても高い英語力を持つ人の収入は男女ともに高い傾向があります。

転職・求人情報サイトDaijob.comを運営するヒューマングローバルタレント株式会社が英語力と年収に関する独自調査を行い、両者には密接な関係があることが分かりました。

同サイト登録者の英語力および企業からのスカウトデータをもとに男女別で20代から50代の年収の違いを比較。調査対象となった1万4008人(男性6271人・ 女性7737人)のなかで、30代男性を除くと全て英語力の高い人の方が年収が高く、年齢が上がれば上がるほど差が広がっています。

調査では、国税庁による「令和2年分 民間給与実態統計調査」の平均年収と比べており、ヒューマングローバルタレント株式会社によるデータは以下の通りです。

出所:ヒューマングローバルタレント株式会社「英語力と高年収の関係」

①国税庁の平均年収、②日常会話レベル以下(TOEIC(R)730点以下)の平均年収
③ビジネス会話レベル以上(TOEIC(R)735点以下)の平均年収

男性

●20代
①335万円
②336万円
③372万円

●30代
①488万円
②398万円
③474万円

●40代
①596万円
②596万円
③728万円

●50代
①662万円
②686万円
③883万円

女性

●20代
①281万円
②278万円
③351万円

●30代
①310万円
②319万円
③403万円

●40代
①319万円
②414万円
③511万円

●50代
①315万円
②462万円
③503万円

とくに女性では英語力が高ければ高いほどハッキリと年収が多い結果となりました。