英語を嫌いなままにさせるのは避けたい
英語が就職の際に武器になることは疑いの余地はありません。しかし、どの程度年収に差が出るのかを示す明確なデータは乏しく、「本当のところ」がなかなか分からないものでした。
しかし、今回の調査により男女ともに英語が堪能だと年収が高くなる傾向があることが明らかになりました。英語教科化が始まってから2年目が終わろうとしています。教科による好き嫌いや出来不出来があるのは仕方がないことですが、将来のことを考えると、早々に英語嫌いになることは子どもの人生においてもマイナス要素になるといえるでしょう。
コロナ禍で国際交流も滞っており、「英語は役に立つ」と大人が言ってもピンとこないかもしれません。文部科学省が示すように今後数十年に渡り英語の影響力は大きいままで推移します。具体的な年収のデータを見せることは子どもに現実を見せることにもなり、決して悪いことではないのです。
参考資料
- 文部科学省「総合的な英語力の育成・評価が求められる背景について」
- ヒューマングローバルタレント株式会社「英語力と高年収の関係をDaijob.comが独自調査~コロナ禍においても英語力の高い40・50代女性は女性平均年収の約1.6倍~」
中山 まち子