英語の存在感は弱まることはない
今の子ども達は英語学習のスタートラインが異なり、得意な子もいれば小学生時代から英語に対して苦手意識を持つ子もいます。小学英語はリスニングやスピーキング重視ですが、中学生になると従来通りの文法要素も加わり勉強的要素が強まるため、一度英語嫌いになると克服するのも大変です。
しかし高校受験はもちろんのこと、大学受験でも理系文系問わず英語は必須科目であることがほとんどで、重要な科目なのはいうまでもありません。そして、就職活動の際も英語の資格は強い武器となります。
その一方で、インターネット上の無料翻訳の性能も向上しています。「今後は英語学習に対するメリットが小さくなるのでは」という見方もできますが、受験はもちろんのことビジネスシーンでは人対人の直接的な会話が重要となってきます。
文部科学省が2021年2月に行った「第21回大学入試のあり方に関する検討会議」の資料「総合的な英語力の育成・評価が求められる背景について」では、英語は2050年も世界で最も影響力のある言語として君臨していると予想しています。
また、ウェブサイト上で使用されている言語のうち60.5%が英語と、2.1%の日本語と比較しても絶対的な数値です。
技術の進歩によりスマートフォンで簡単に他言語の翻訳ができるようになっていますが、現代のツールに頼らず英語力を磨くことは自己アピールになります。
グローバル化が加速し、国内で全てが完結するビジネスは限られており「英語に堪能な人材」の必要性がなくなることはありません。