昨シーズン、二刀流プレーヤーとして大活躍を見せた大谷翔平選手は、成績のみならず、その人柄にも高い評価が集まりました。
大谷選手の行動の原点のひとつともいえるのが、花巻東高校の野球部時代に使用していた「目標達成シート」です。
大谷選手のモチベーションの礎ともなった、この「目標達成シート」。今回は、その内容を詳しく解説していきます。
仕事や勉強など、私たちの日常生活にも活用できる場面が多いツールでしょう。
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大谷翔平が使った「目標達成シート」とは
大谷翔平が使った「目標達成シート」は、碁盤の目状にマス目(縦9マス・横9マス)が書かれたツールです。
もう少し詳しくいうと、「縦3マス・横3マス」のかたまりを、「縦に3つ・横に3つ」並べたもの。
まず、81マスの中央に、最終的なゴールや目標を掲げます。そして、周囲のマスには、目標に到達するまでに必要な行動や解決策を記載し、「見える化」していきます。
この『目標達成シート』の原型は、1979年クローバ経営研究所の松村寧雄(やすお)氏が開発した「マンダラシート」。アスリートのみならず、ビジネスマンや経営者にも活用されてきました。
大谷選手の母校、花巻東高校で野球部を率いる佐々木洋監督は、自らの経験からこの目標達成シートを採用。野球部の1年生全員に、このシートの作成を課しているとのこと。
大谷選手・高校時代の「目標達成シート」
さて、大谷翔平選手が高校1年生のときに書いた「目標達成シート」は、その意識の高さから各メディアで取り上げられて話題となりました。
次では、この内容を「野球」「人間性」「運」の3つのポイントに絞ってみていきます。