厚生年金が月額5万円未満の人数と%

ここからは、厚生年金が5万円未満の割合を見ていきます。繰り返しますが、厚生年金の金額には国民年金部分が含まれます。

国民年金の満額は2020年度で6万5141円、2021年度で6万5075円でした。つまり、国民年金も満額には届かず、厚生年金単体でもかなりの少額である人の割合と言えます。

男女別に確認しましょう。

【全国男性】厚生年金の年金月額階級別の老齢年金受給者数のデータ

男性の場合、厚生年金を受給する人数は全体で1071万6244人です。このうち5万円未満の人数は以下の通りです。

  • 1万円未満:7万2507人
  • 1万円以上~2万円未満:1万2071人
  • 2万円以上~3万円未満:5395人
  • 3万円以上~4万円未満:1万170人
  • 4万円以上~5万円未満:3万714人

全部で13万857人なので、男性全体のうち約1.2%であることがわかりました。

【全国女性】厚生年金の年金月額階級別の老齢年金受給者数のデータ

同様に女性の人数も見ていきましょう。

  • 1万円未満:2万8004人
  • 1万円以上~2万円未満:6884人
  • 2万円以上~3万円未満:6万1267人
  • 3万円以上~4万円未満:10万9541人
  • 4万円以上~5万円未満:9万4941人

厚生年金を受給する人数は全体で538万3899人。このうち5万円未満が30万637人なので、割合にすると約5.6%です。