厚生年金15万円は多いか少ないか

男性だけをみると、厚生年金をひと月15万円以上受給する人は「多数派」といえそうです。

しかし、男女全体や、女性のみに絞った場合は、決して多くはないことが分かります。

厚生年金の保険料は、「標準報酬月額(※1)」や「標準賞与額(※2)」に一定の保険料率をかけて計算されます。

つまり、現役時代の収入に応じて厚生年金保険料を納め、それが老後の受給額に反映されているのです。

よって個人差・男女差が生じやすいのです。
女性はライフスタイルの変化(出産・育児など)に合わせ、働き方や仕事のペースを考え直すケースが多いです。

これが年金額の男女差の背景の一つであることは確かでしょう。

では実際、みんなどのくらいの年収なのでしょうか?
※1 標準報酬月額:毎年4月~6月の月収の平均値。32等級に区分され、等級ごとに金額が決まる
※2 標準賞与額:賞与支給額から1000円未満を切り捨てた額。1回あたり150万円が上限