スズキ・ジムニーが他の軽自動車と違う部分とは?
スズキ・ジムニーが他の軽自動車と違うのは、本格的なオフロード走行に対応した機能を採用している事でしょう。
例えば、駆動方式は4輪駆動を採用していますが、ジムニーに使われているタイプは、任意に4輪駆動に切り替える事ができるパートタイム4WDを搭載。
さらに、濡れた道で滑りにくいだけでなく、副変速機を搭載し、急な登坂路や悪路では、低速ギアに入れることで走破性を高めることが可能です。
また、車体は一般的な乗用車に使われているボディとフレームが一体になったモノコック構造ではなく、ボディとフレームが別体となっている頑丈なラダーフレーム構造を採用しています。
サスペンションも、通常の乗用車とは違い、オフロード走行でもホイールが接地し信頼性が高いリジッドアクスル式サスペンションを搭載。細かい所までオフロード走行に拘っています。
その一方で、オフロード走行を重視した設計は、一般的な乗用車タイプの軽自動車と比較すると欠点もあります。
例えば、エンジンは一般的な軽乗用車とは違い、フロントタイヤ前端より後方に配置した縦置き型レイアウトのため、トールワゴンタイプの軽自動車と比較して後席や荷室が狭いです。
また、頑丈なラダーフレーム構造は車体重量が重くなり、搭載されているエンジンも近年流行のハイブリッド機構がないターボエンジンを搭載しているため、燃費が悪いという欠点もあります。
乗用車として見ると欠点があるスズキ・ジムニーですが、それでもなぜ人気なのでしょうか?