まとめにかえて、年間で振り返りましょう

最後に、年間ベースで消費者物価指数の動きを見ていきましょう。

出所:総務省「消費者物価指数」

2013年以降に大きく反転した消費者物価指数。

2019年までは総合指数は、2016年を除き、ほとんど毎年上昇傾向にありました。

2021年通年では、総合、生鮮食品を除く総合、また生鮮食品及びエネルギーを除く総合はいずれもマイナスとなっており、再びデフレの兆候もあるようには見えます。

しかし、ここまで見てきたように、2021年を月次ベースで見ていくと、エネルギー関連の物価指数が大きく上昇しており、この傾向は今後も続きそうです。

物価は上昇するけれども景気は悪化するスタグフレーションは避けたいものです。

参考資料

LIMO編集部