今後も気を付けておきたいエネルギー価格
電気代、ガソリン代は2021年に入り、右肩上がりのトレンドでした。
生鮮食品を除いた食料物価指数も上昇傾向です。
私たちの生活を考えると、「賃上げ待ったなし」という印象ではあります。
2021年は途中から物価上昇が目立つようになった年
2021年の消費者物価指数は4月以降じりじりと上昇をはじめました。
総合指数を見てもらえばお分かりのように、4月以降は右肩上がりともいえる状況です。
生鮮食品を除く総合指数はまだ緩やかですが、それでも4月以降は右肩上がりです。
生鮮食品及びエネルギーを除く価格指数の動きを見るとよくわかるのですが、総合物価指数の上昇は、一言でいえばエネルギー価格が悪さをしています。
生鮮食品及びエネルギーを除く価格指数は下落トレンドです。これだけを見ると、デフレともいえる状況で、中央銀行もこの状況だけを見ると健全なインフレ状態にあるとは言いにくいのではないでしょうか。
したがって、エネルギー価格とどう折り合いをつけていくかというのが焦点になりそうです。