ブリーダーとやり取りする前に知っておきたいこと

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従来はブリーダーと連絡を取るのも一苦労でした。

ブリーダーの連絡先を見つけ、直接やり取りして、子猫を実際に見せてもらって……というような流れだったからです。

近年は、「みんなの子猫ブリーダー」などのサイトで、自分が飼いたい猫種・毛色の子猫をもつブリーダーがどこにいるか、何件いるかがすぐわかる仕組みになっています。

先述のサイトでは、サイベリアンの子猫は全国で136件登録されていました(2022年2月7日現在)。

その中で関東エリア(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・栃木県・茨城県)に絞ると、49件です。

ただし、2013年9月以降は動物愛護管理法によって、子猫などの動物を売ってもらう場合には「対面販売・現物確認」が義務化されています。

つまり、ブリーダーさんの事務所・店舗などに直接出向いて見学し、そのうえでブリーダーさんから説明を受けて直接契約する必要があるのです。

インターネット上で探せるからと言って、インターネット上ですべてが完結するわけではありません。

逆に言うと、対面で説明しないブリーダーさんからは絶対に猫を買ってはいけないのです。

また、買い手の方も、できる限り県を挟んだ遠方のブリーダーさんは選ばないようにした方がよいでしょう。

購入の際に直接確認しないといけないので、あまりにも遠方の場合は飛行機や電車などの交通費もかかってしまうためです。

また、猫は長距離移動にストレスがかかるタイプの個体も存在しており、できる限り移動距離が短い方が望ましいです。

ただ、希望する猫種や毛色によっては遠方のブリーダーさんを選ばざるを得ないこともあるので、その際は交通費や、ブリーダーさんの説明の丁寧さ、やり取りのしやすさも考慮して決めるのがおすすめです。