東京など13都県への「まん延防止等重点措置」の期限が2022年3月6日まで延長と決まりました。いつもよりおうち時間が増え、「投資をはじめてみたい」と思う人もいるのではないでしょうか。

一般社団法人投資信託協会が20~79歳の男女(2万サンプル)に行った「投資信託に関するアンケート調査報告書-2020年(令和2年)投資信託全般」によると、金融資産の保有経験について「保有したことがある」と回答した人が2018年には35.9%でしたが、2020年には48.6%に増加しています。

投資をはじめる人が増えていますが、はじめるにしても「損をしたくない!」と思う人は多いでしょう。そこで今回は、ファイナンシャルプランナーである筆者から投資をしてみたいけど損をしたくない人がやってはいけないことをご紹介します。

不用意なリスクを取ってしまう

投資をはじめたばかりの人は、知り合いにすすめられたり、アナリストのレポートを読んでおすすめされたりしている銘柄を購入してしまうことがあります。

それが悪いというわけではないですが、その銘柄を選ぶ理由を明確にしておかないと「不用意なリスク」を取ることになります。アナリストがある銘柄をすすめるにはそれなりの理由がありますが、それを知っておかないとリスク管理ができないのです。

人がすすめる銘柄をそのまま買うのではなく、自分なりに「すすめられる理由」を理解してから買いましょう。「業績が良い」「決算が予想を上回る好調さだった」「新作が出て今後の売り上げ大幅増が期待できる」などの様々な理由があります。

その理由を知り、「その株価上昇がいつまで続くのか」も考えておくべきです。

株主優待や配当などを目的として、長期保有だと割り切って保有するのなら良いのですが、もし短期で保有しようと思っているのなら「おすすめされる理由」をチェックして、それに対するリスクヘッジ策を考えておきましょう。