「損切りのルール」を決めずに売買する
投資をはじめたばかりの人にはかなりハードルが高いですが、「損切りのルール」は絶対に決めておくべきです。
損切りとは、「損失が出ている状態で保有している株を売り、損を確定させること」を言います。なぜ損を確定させるの?と思うかもしれませんが、早めに損を確定させることで深い傷を負うことがなくなります。しかも、一旦損は確定しても、その資金をほかの投資先に振り向けることができます。
損切りルールを決めるには、いくつかの方法があります。簡単なのは、自分が許容できる範囲の株価下落を計算してルールを設定する方法です。
たとえば、1株1500円の株を100株保有しているのなら、15万円の評価額となります。自分の中で3万円の損が出たら嫌だと思っているのなら、単純に「株価が1500円から1200円に300円下落したら損切りとして売り注文を出す」と決める方法が最も簡単です。
ただし、その銘柄の株価の変動幅を考慮して損切りラインを設定する必要があるので、日頃からどのくらいの値動きがある銘柄なのかはチェックしておきましょう。